英語圏への留学経験が就職活動にどのように影響するのかを考察してみる

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現代社会において英語圏への留学は当たり前となってしますよね。

留学のための手段とその目的など様々です。長期間なのか短期間なのか、また、語学留学なのか交換留学なのか。そのメリット・デメリットが大きく変わってくるのが現状です。

今回はその留学パターンと目的がどのように就活に影響するのかを考えていきます。

留学について

「留学について」といってもそこには様々な目的と手段が存在しているのはご存知かと思います。短期から長期また語学学校から大学の交換留学まで、留学先も様々に存在しているのが悩みの種でしょう。

じっさいのところ、僕もそんな感じで悩んでいました。

現段階としては、語学留学・海外長期インターン(フィリピン)・大学留学と3回の海外経験がありますが、その手段によって目的や影響がどうなるのかも異なってくるのが現状です。

このような状況下では一概に「留学する」といっても、絞り切れない部分が出てくるかと思います。ですので、今回は様々なパターンを想定し、それらについての影響などを考察していこうと思います。

様々な留学を経験しているので参考にして貰えればと思います。なお考察するパターンについては以下となります。

  1. 短期での語学留学( 期間:1〜3ヶ月)
  2. 大学の制度を利用して交換留学生としての留学(期間:1年)
  3. 海外の大学への入学(期間:3年間)
  4. ワーキングホリデーを利用して留学と仕事経験(期間:1年)

ちなみに設定として「大学生が悩んでいる」というような場面にしようと思います。これは、実際のところ大学生が留学するケースが一番多いと想定しているためです。ただし3番についてはトータルである3年間を総括しての考察とします。

それでは様々な留学パターンとその目的について考察していきます。

英語圏への留学パターンとその目的

留学にも色々と種類があるわけであり、その代表的な者を挙げて考察してみようと思います。まさにいま留学を考えている人や留学をしている人、様々な人が読んでくださっていると思います。もし何かコメントなどいただけたら嬉しい限りですね。

留学パターンごとに分け、その留学の概要や目的、そして就活への影響を可能な限り挙げてみました。きっと参考になることでしょう。

1.短期での語学留学( 期間:1〜3ヶ月)

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候補留学先:

カナダ、アメリカ、オーストラリア、フィリピン、フィジー

目的:

①英語でコミュニケーションを取れるようにする

②TOEICやIELTSなどの資格の勉強のため

留学の概要

1〜3ヶ月という短い期間で可能なのは「英語でのコミュニケーションが取れるようになる」でしょう。これは期間の短さ故に専門的な知識を身に付けることができないからです。しかしながら、すでに高レベルでの英語能力を取得している場合はこの限りではありません。

近年では3ヶ月現地のコミュニティーカレッジで専門的な分野の基礎を勉強できるコースも存在します。その際の分野は様々ですが、主にはビジネス分野(貿易、会計、マーケティング)が中心となるかと思います。

それ以外にも語学学校でバリスタ資格を取得できるコースなど、留学の人気と同時にバラエティーも豊かになってきました。

しかし、大学生の長期休暇を利用して留学する生徒が多いことが予想されます。したがって時期によっては日本人学生が集中するかもしれません。その際はフィリピンやフィジーなど、先生とマンツーマンを中心として授業をする語学学校へ留学する方が効果は高いでしょう。

また行く国や都市などによっては勉強ではなく遊んで終わってしまう可能性もあるので、自分で律していく必要があります。例えばフィリピンへの語学留学では、その物価の安さから、毎日クラブやバー、レストランに行って遊び倒して帰ってくる学生もいます。

それなら留学よりも旅行でフィリピンに行く方が何倍も楽しいわけです。

このように留学先、また自分の意思の強さの程度によって得られるものの大きさが変わってしまうという認識がとても大事です。この認識が甘いと「遊びまくっていて、気がついたら英語をほとんど勉強していない」なんていう事態が発生しかねません。

就活への影響

この留学タイプは就活などの活動に対してあまり影響を与えないと考えられます。というのも、実際にこういった形態で留学する学生が増えているという背景があります。

就活や大学生活に対しては「この留学を通して何を学び、それがいかに現在の自分に影響しているか」を明確にする必要があるでしょう。

「この留学を通して英語が楽しくなり、自分でTOEICを勉強するようにしました。独学で勉強した結果として、最終的に730点を取ることができました!」などの留学プラスαで何かアピールできる部分が必要です。

僕の経験

実はカナダに2ヶ月半ほど留学していた時期がありました。その頃の自分は、受験時代の勉強から英語の基礎がそこそこ積み上がっていた状態だったので、カナダにいって劇的に変わりました。具体的にはスピーキングの能力が向上しました。

僕の場合は、韓国や台湾の留学生(女の子)達と仲が良かったので、語学学校が終わってから学校近くのカフェやドーナッツ屋さん(ティム・ホートンズ)で毎日2時間くらいお喋りしていました。

この経験が僕のスピーキン能力を劇的な変化に導いてくれたと思っています。

留学の目的の価値観をどこにおくか、というのも大切ですが、留学先で何をするかも大切です。僕は受験のお陰でリーディングや文法には自信があったので、リスニングとスピーキングに時間を割きました。

その結果として、ホストファミリーとの会話を楽しんだり他国の留学生とお喋りに夢中になるということを選択したのです。

僕が行った時期も日本人が沢山いました。そんな中でも他の国の留学先と一緒にいる時は英語で話すなどのメリハリが重要だと感じましたし、それくらいの気合がないと英語は習得ができないと感じたのです。

まとめ

この留学スタイルは世間一般となってきましたが、やはり、経験値として考えるとその他の留学組とはレベルが落ちることがあります。そうした兆候から、就活で人事側も「きっと遊学してきたんだろうな」という予測を立てられる可能性が高いです。

そうしたことを踏まえ、「留学を経験して自分がどう変わったのか、そして変わった後に何をしたのか」という部分をはっきりさせる必要があるでしょう。

しかし総じて言うと、気軽に海外を体験できるという手軽さから多くの人がこの部類に属するので、平均留学期間としては1ヶ月くらいになると予想できます。

期間の短さでは得られるものはそれほど大きくないことを知っておいたほうが良いです。この類の留学を経験したからといって、自分の中の何かが劇的に変わるということは少ないと思われます。

大部分の留学生がこの部類に属すると思われます。

2.大学の制度を利用して交換留学生としての留学(期間:1年)

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留学候補先:

アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス

目的:

①学部レベルでの議論ができる英語力を身につける

②アカデミックな内容を理解する英語力を身につける

③発言に躊躇しない英語力を身につける

留学の概要

基本的には大学の交換留学制度を利用しての留学となります。日本の大部分の大学は様々な国の大学と提携を結んでいるので、大学間の繋がりを利用して日本の学生を提携先に送り込む制度です。

しかしながら誰でも交換留学に申し込めるというわけではなく、TOEFLかIELTSの点数をクリアした者のみが留学を実現できるという狭い門をくぐらなくてはなりません。その条件点数は高い点数が設定されているので勉強の途中で挫折してしまう人が多いのは事実だったりもします。

しかしながら、提携先の大学が有名校だったりすることが多いので、留学先では各国の超優秀な学生と授業を受るなどのキャンパスライフが楽しめます。

日本人が少ない環境に送り込まれることは必至となるので、外人に囲まれて生活し、自然と英語力も高まります。その上達具合は計り知れないものがあり、留学を終えた1年後にはネイティブ並みの英語力を誇る人もいるのだとか。

現地の厳しい学業に必死に食らいつくことになるので精神面も鍛えられるので一石二鳥です。

就活への影響

各企業の人事が求めているのが、まさしくこの人材であることは想像に容易いことです。日本の大学を卒業しなおかつ学部の交換留学となれば、採用の目玉として上にあげることもし易いからです。

日本の大学を卒業しているかどうかも就活へは大きく影響しますから、かなりの好印象を抱かれることとなるかもしれません。大学での成績如何では大企業での争奪戦になるかもしれません。

日本の大学でちゃんと勉強をして卒業したいのであれば、交換留学生を狙うのが1番正統なやり方です。そういう意味では就活へはかなりの影響を及ぼすことが考えられます。しかしながら、依然として「英語以外に何ができるのか」が問われるのは自明の理なので、大学生活で何を残すかを考えて生活するのが望ましいかもしれません。

まとめ

大学内選考という狭き門をくぐり抜ける必要性はありますが、かなりのリターンを得られる留学となるのがこのパターンです。

学内選考の条件として高レベルの英語力が求められるので、勉強で得た部分を留学先で発揮し、アウトプットして自分のものにする事ができます。留学先も世界的に一流大学が多いので良い刺激をたくさん受けられるでしょう。

もしかしたら、新しい道が留学と共にみつかるかもしれない。そんな可能性まであるのが交換留学生という制度だと考えます。険しい道のりですが、その分のリターンも大きく大いにトライする価値があるでしょう。

僕の友人が一年間UCLAに交換留学生として参加し、期間の満了後には立派に成長して帰ってきたという事例もありますしね。羨ましい限りです。

3.海外の大学への入学(期間:3年間)

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留学候補先:

カナダ、アメリカ、イギリス

目的:

①ネイティブ並みの英語力を身につける

②英語で学士を取得する

③プレゼンなど人までも堂々とできる英語力を身に付ける

留学の概要

海外の大学へ直接入学するという猛者ですね。

これらの場合は両親がアメリカ人などのハーフであり、小さい頃から英語に親しみ、バイリンガルとしての才能を十分に開花させた人がとる行動です。もちろんそういった人でなくともTOEFLやIELTSの点数によってその道は開けます。

コモンウェルス圏内(イギリス・オーストラリア・ニュージーランドなど)であればIELTSが重要視され、アメリカ・カナダはTOEFLの点数が重要となります。留学したい国や大学によって条件が異なるので、それに併せて勉強しましょう。

色々調べてみたのですが、海外の大学へ直接的に留学するには、留学エージェントを通してやり取りをしてもらうか自分から大学へアプローチをかけるかの2択になるかと思います。

また入学試験などは特になく、エッセイや高校の成績表などが必要となりそうです。一流の大学へ進学したいと思うのであれば高校でも良い成績を維持する必要があります。

就活への影響

このパターンでは英語力とは別に、大学で何を学んできたかが重要となるかと思います。しかしながら留学している場合は、日本の就活時期との兼ね合いがあり上手く就職活動が進めない場合があることを留意しておいたほうが良いと思います。

11月にボストンキャリアフォーラムなどの大型就活イベントが開催されるので、そういった場で短期間でもって就活をするのが中心となりそうです。

企業の人事としても英語力は当然のこととして考えるので、それ以外に何ができるのか・どういった人間性なのかを重要視すると思います。長期間に渡り海外の留学してたからといっても遊学にならないように気をつけましょう。

まとめ

このタイプの留学をするのは実は非常に難しいです。というのもまず挙げられるのが費用の問題です。通常、海外の大学の場合の学費は年間で200万〜300万くらいかかるので、普通のサラリーマン家庭にはかなり厳しいのが現実です。

もちろん学費以外にも生活費などを考えると年間で500万くらいはかかると覚悟する必要がありそうですね。ちなみにアルバイトが出来るかどうかは、ビザの種類によって変わりますので気をつけましょう。

1番希少な存在なので、しっかりと勉学に励むことができれば外資系や超有名企業の門戸を開くことができる魔法の切符といっても良いかもしれません。しかしながら一歩間違えると「社会不適合者、変わり者」などの烙印を押されかねません。

その部分をしっかりと考えて留学に望むことをオススメします。

4.ワーキングホリデーを利用して留学と仕事経験(期間:1年)

候補留学先:

カナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、アイルランド、香港

目的:

①英語でのコミュニケーション能力を鍛える

②英語で働く経験を通し、より実践的な英語を身につける

留学の概要

のんびりとした留学を楽しみたいのであればワーキングホリデーがオススメです。ワーキングホリデービザは現地で働くことも語学学校に通うこともできるので、英語初心者にとって1番人気の留学タイプです。

留学というよりは社会経験といったほうが最適かもしれません。

国によって規定が違うので事前準備が必要ですが、語学学校へ通うのは最長で6ヶ月まで、同一雇用主の下で働くのは6ヶ月までなどのルールが存在していることも気をつけておきましょう。

そのへんはワーキングホリデー専門の情報誌の購入をオススメします。

しかしながらオーストラリアなどは魅力がいっぱいなため一年間を遊びに費やしてしまうなどもあります。なので自分を律して頑張ってみてください。

あとイギリスのワーキングホリデービザは先着で1,000人 / 年にしか発給されない貴重なビザです。このビザを取得するには運もさることながら、ビザの受付開始の前後はパソコンや電話の前で待機しておくなどの我慢強さも必要です。

それ以外の国、オーストラリアやニュージーランド、カナダのワーキングホリデービザは比較的ビザが取りやすく環境も良いので充実した日々を送ることができるでしょう。

最近ではフィリピン留学で英語の基礎を身に付けてから、ワーキングホリデーに出発するなどのパッケージも登場しています。こちらのほうが効率が良いのは明白なので、資金に余裕がある場合は考慮してもよいかもしれません。

カナダで一緒にホームステイしていた韓国人の女の子はカナダへの留学前は半年間フィリピンで語学学校に通っていたそうです。

就職への影響

就職へはあんまり影響しないと思われます。ただし「在学中は」に限ります。在学中に一年間休学してワーホリに飛ぶのは貴重な経験となるので、企業側もしっかりと考慮してくれそうです。

しかしながら卒業してからワーホリに行くというのはオススメしません。

既卒でワーホリに行った場合はその事実がマイナスに働く可能性もあるからです。将来的にワーホリに行きたい場合は、一旦就職して3年ほど頑張ってからワーホリに行くことが望ましいと考えられます。経験有りとみなされて再就職もしやすいからです。

また運が良ければワーホリ先で前職と同様の仕事につける可能性もあるので、一旦企業で頑張ってみて、そこからワーキングホリデービザを取得するという手があることを覚えておきましょう。

ちなみにこのタイプの留学も1番の留学と同様で、ワーホリを通して「何を得て、何が変わったのか」というのをしっかりと持っておかないと、ただ単に遊んで返ってきたという印象を持たれかねません。そこは覚えておいたほうが良いと思います。

まとめ

近年で1番一般的になってきたのがワーキングホリデーですが、そのビザを発給するという切り札を切るタイミングがとても難しいです。というのも、ビザ発給の条件が30歳まで、また、一つの国に対して1回までのビザ発給の原則があるからです。

最近の動向をみていると、企業に一回就職してその後にワーホリを経験する人が多いように感じます。そのメリットは海外で働くのと日本で働くことの比較ができるからです。もちろん資金的にも潤沢なので、充実した生活を現地で送ることができます。

在学中にワーホリにいくことができるのはとても良い経験となりますが、資金が潤沢でない場合は控えたほうが良さそうです。というのも国によっては求人数も多くなかったりするので、仕事を見つけるのが難しい場合もあるからです。

この辺の見極めはとても難しいので度重なる熟考が必要と考えます。

まとめ

今回の企画はどうでしたでしょうか?

僕の実体験を踏まえながら挙げられるだけの特徴を挙げてみました。近年では「留学」というのが一般化されてきましたが、まだまだその方法や得られるリターンについては明確ではありません。

なので、そういう未知の部分を少しでも理解してもらえるような記事を書きました。この記事があなたの背中を少しでも押すことを祈っています。

あなたの人生観を変えるかもしれない留学ですから、慎重に議論を重ね決めた方が良いでしょう。また両親の了解をしっかりと得て、いつでも助けて貰えるような状況を作っておくことも大切です。

あなたの留学が上手くいき、それが一生の糧となりますように。

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ヒロフルカワ
日本の大学を中退しフィリピンの旅行会社に就職。その後、NZの大学に留学。卒業式では400人の前でスピーチをする。これまでの経験をもとに、英語・海外情報をブログで発信中。ツイッターではブログ運営・英語学習・海外情報をシェアします。社会不適合者のネジ外れぶっ飛び系。海外就職/大学留学/TOEIC840点/英検準1級。お仕事受付中のフリーライター兼、旅人。
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