英語上級者の読解力。「ポレポレ英文読解」の感想と活用法は?

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久々にポレポレ英文読解をやり直してみました。

いや、この参考書はほんとうに難しいですよね。特殊な英文法とか出題されますし、省略とか倒置とか、トリッキーな問題も多く取り扱っています。

今回は、久々に英文解釈を勉強したいと思い、本屋で手にとってみたのが始まりです。

取り組んでみて、良かったこと、オススメできるタイプなどが分かってきたので、まとめておきたいと思います。一言で言ってしまえ「とにかく英語の能力をあげたい人にオススメ」ということです。

手強い英語に揉まれて、一段上の英語力が身につきます。

ポレポレ英文読解プロセス50

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ポレポレ英文読解とは、代々木ゼミナールが企画販売しているシリーズから発売された、英文を詳細に理解するための1冊です。

1993年に発売された、とても息の長い参考書。

英文解釈と呼ばれる分野で、とても重要な役割を担ってきました。もちろん、私もお世話になった問題集です。

著者は西きょうじさん。最近は東進ハイスクールに在籍しているようです。

甲陽学院で中高を過ごし京大卒。予備校英語講師歴30年。平成7年に軽井沢に移住。「英文読解入門」「ポレポレ英文読解」「英文法の核」はじめ執筆参考書多数。

2017年の段階で68刷まで発売されている、という超ロングセラー。

「ポレポレ英文読解」の感想

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実際にポレポレ英文読解をやってみた感想は、「やっぱり難しい」と「分かりやすい」の2つかな、と思いました。

出題されている英文も難しいです。複雑な箇所が選別されています。それによって、3つの効果がありました。

  • 複雑な構文や文法への耐性がついた
  • 詳細な解説で文章がわかった
  • 翻訳家の気分に慣れた

複雑な構文や文法への耐性がついた

とにかく問題がむずかしい。問題とされている例文は、複雑な箇所が選別されています。

普段、何気なく読む英文やニュースとは違った英文のレベルです。読むのは良いのですが、構文レベルに落とし込んで理解するのがとても大変です。

難しい問題と対峙していく中で、より複雑な構文や英文への耐性がついたと感じました。

難しい英文を読みこなしていただけで、英文への持久力が身につきます。この持久力の強化こそが、英文読解を更にステップアップさせてくれると、感じました。

詳細な解説で文を読み解けた

ポレポレ英文読解の特徴の一つとして挙げられるのが、詳細な解説です。

ただ文章で、解説を羅列するのではなく、矢印や下線を使うことで、単語と単語の繋がりを可視化できるようになっています。

単語が、どのように関係しあっているのか。修飾と非修飾を明確に理解できるので、文一つ一つをより詳しく、詳細に読み解くことができました。

それにより、カタマリとして英語を理解できるようになります。

翻訳者の気分になれた

そして大事なのが、翻訳者のような気分になれるということです。

文と文を読みながら、適切な日本語に訳していくのが本書の目的です。難しい英文と取っ組み合いをしながら、少しづつ英語の訳し方を覚えていくような感じです。

その過程で思ったのが、翻訳家ってこんな感じに仕事をしているのか・・・ということ。

単語の意味をかんがえたり、繋がりを考えて訳をつくっていったり、表現をこなれた日本語に書き換えたり。レベルの高い英語を訳すことの難しさが、身に染みてわかります。

これも経験の一つですし、英語の持久力をつけるという意味では大切です。

適度な難しさの英文に全力でぶつかっていくことが、英語力を向上させるヒントなのかな、と感じています。

一歩踏み込んだ英語力、難しい英文に触れて成長したい、という人にオススメできる参考書だと感じました。

「ポレポレ英文読解」はこんな人にオススメ

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実際にやってみて「こんな人にオススメできる」というのが分かってきました。

  • 資格試験や留学に備えたい人
  • 新聞や論文、雑誌を読んでみたい人
  • 英語で飯を食べたい人

の3種類の人には、ポレポレ英文読解を自信を持ってオススメすることができます。

資格や留学を考える人

難しい英文に取り組むので、留学することを考える人に向いています。

論文をよんだり、自らレポートを書いたり、難しいテキストを読むためには、文をカタマリとして読み解いていくチカラが必要になります。

下準備としてポレポレ英文読解に取り組んでおくと、留学にスムーズに入れるのではないかと思います。

また、資格取得を目指す人にも向いています。

試験の長文問題で問われる箇所は、たいてい複雑な単語や表現、文法が用いられている場所でもあります。そう考えると、一つ一つを丁寧に理解していくのは大切なこと。

その為に取り組んでおくと、自身の英語力も一歩前進できるのではないかと思います。

英語を仕事にしたい人

英語を仕事にしたい人は一度取り組んでおいたほうが良いかもしません。

英語教師を目指す人、通訳、翻訳など。主に自身の「英語力」を軸として、生計を立てたいと思う人は、タメになることがたくさん書かれているのでオススメです。

特に翻訳、英語教師を目指す人。

難しい英文に取り組み、一つ一つの文章を正確に読み解くチカラがないと、この手の仕事をするのは難しいのではないかと思っています。

英語教師も、どの学年を担当するのかによって変わるかも知れませんが・・・とにかく、英語を教える立場になりたい人は、一回解いてみてください。

できるところも、出来ないところもわかると思います。

まとめ:上級者の読解力を身につけるために

ポレポレ英文読解は、英語を話す上級者というよりも、一歩踏み込んだ専門家になるために必要な参考書だと感じています。

というのも、文章が難しすぎる。いや、適度に難しいくらい。

修飾、非修飾という英語の基本だけでなく、倒置文や省略文など、特殊な構造を持つ英語までを一通り学ぶことができる参考書です。

そのエッセンスが、50題の例文に凝縮されています。

翻訳家を目指す人、英語を教えたいと思う人、通訳など、「英語の専門家」として活動したいと考えている人にはピッタリな参考書。逆にいうと、コミュニーケーションとして英語を勉強している人にオススメはできません。

挫折すると思いますので、やらないほうが良いでしょう。

資格試験や留学を考える人は一回触っておくだけで、英語を読み解く能力が上がるのでオススメします。特に、英検準1級以上またTOEIC900点を目指す人、IELTS、TOEFLなどを目指す人は取り組んでおくと良いかもしれません。

英語の深い世界を味わってみたい人にオススメする、深い深い1冊です。

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ポレポレ英文読解プロセス50

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ヒロフルカワ
日本の大学を中退しフィリピンの旅行会社に就職。その後、NZの大学に留学。卒業式では400人の前でスピーチをする。これまでの経験をもとに、英語・海外情報をブログで発信中。ツイッターではブログ運営・英語学習・海外情報をシェアします。社会不適合者のネジ外れぶっ飛び系。海外就職/大学留学/TOEIC840点/英検準1級。お仕事受付中のフリーライター兼、旅人。