英検準1級のライティングを対策する。合格するための3ステップ

英検準1級の英作文は難しいと感じるだろう。普段から、英語で文章なんて書くこともないし。なんて思って、英検準1級を投げ出したりしないで欲しい。

確かに、英検準1級のライティングパートは、2016年第1回目の検定から試験方式が変わってしまった。これまでは、Eメールだったが、その後からエッセイ形式へと変わった。

テスト形式が変わることで、何か違うと感じる人も多いかもしれない。しかし、安心して欲しい。この記事では、きちんとエッセイ形式の対策につなげる為の対策方法を書いていく。これまで文章をあまり書いてこなかった人も、Eメールだったら良かったのに・・・と嘆く人も、まずは英検準1級のライティングパートの対策法を確認してみよう。

きっとエッセイへの対策に明るくなれるはず。ライティング分野の特徴は、「」の記事を読んで確認しておくと良いだろう。

英検準1級の英作文パートに対する3ステップ対策法

英検準1級の英作文は形式が変わってしまったけれど、基本的な部分は変わらないことを忘れないで欲しい。

英語は英語だ。これまで積み上げてきたものが消えてしまうわけでもないし、一瞬にして退化するわけでもない。あなたが勉強した時間は、たしかに存在していて糧になっている。英語力になっているはずだ。

だから躊躇する前に、基礎に立ち戻って考えてみよう。その為の3つのステップを用意した。一つ一つ確認してみて、自分がどこまで出来たのか、なにが不足しているのかを考えてみて欲しい。そうすれば、自ずと合格はつかめるはず。

 

1.英語の基礎を身につける

もっとも忘れてならないのは英語の基礎力だ。

僕は英語の基礎を、英単語・英文法だと考えている。その2つを身に付けてしまえば、あとは実践や過去問を繰り返していくだけ。英文法は文章を考える時に核となる考え方そのもの。軸がないと、フラフラと別の場所へ行ってしまうのと同じで、気がつけば別の場所にたどり着いてしまう。

だからこそ、英文法をもういちど考えてみよう。

英文法を復習する

英語の文法について考える時、僕が最もオススメするのは、一億人の英文法という参考書だ。東進ハイスクールに在籍している大西泰斗先生が仕上げた一冊で、文法だけでなくライティングのヒントやスピーキングのヒントまで掲載されているスゴイ英文法だ。

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一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法

副題に書かれているように、この参考書は「スピーキング」に重きをおいて編纂された参考書。とはいえ文法の基礎はしっかりと網羅されているから、対策するならこの一冊で十分だ。

問題を解くというよりは読み物として、文法に関する知識を復活させるくらいの考えでいい。2・3日で1周回すことを目標に、とにかく読み進めていこう。

文法の知識が戻ってきたと感じたら、一端ストップしておく。

単語をしっかりと覚える

英文法の復習も大事だけれど、並行して英単語もしっかりと覚えておこう。

英検準1級の単語帳を覚えるというよりは、英作文で使いそうな単語をカバーしていく、拾い集めていくという感じがオススメ。なので僕がおすすめするキクタン 英検準1級ではなく、受験用の単語帳を開いてみよう。

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DUO 3.0

受験界で最も多く売れているDUO 3.0もオススメだ。この英単語が優れているところは、1600語の英単語と1000個の熟語がたった560本の例文に収められている脅威の圧縮率だ。時間がない人は、別売りのDUO 3.0のCD(復習用)を購入することで、単語の復習を加速することができる。CDを用いれば、たったの1時間で1冊分の復習が可能となる。

また基礎的な英単語ではなく、もうすこし難しい英単語を復讐するのなら、オススメは単語王だ。

単語王2202

受験界の異端児のようなイメージ(※編集長の勝手な印象)を醸し出すのが、単語王2202。

単語王の名に恥じない、易しいレベルから高いレベルの単語までを揃いに揃え、厳選して掲載している英単語帳となっている。覚えられる英単語はセンター試験から私立難関大までを対象とし、見たことのない単語まで扱っているかもしれないが、その難しさこそがチカラになると信じてみよう。

ただし、途中に出てくる「合格体験記」は見て見ぬふりをすること。早稲田、慶應、東大に合格した体験談が掲載されている。破り捨てる前に、別のページをみてなんとか平静を保とう。また、別売りされているフラッシュカードも合わせて使うことで、単語を覚えるスピードも早くなる。こちらも合わせて活用することを検討したい。

英作文の基本を身につける

英文法、英単語ときたら、次は英作文の基礎を覚えよう。鍛えよう。この段階では実際のエッセイ形式で書けることは望んではいけない。ボロボロになって、自分の状態を再確認するだけになってしまうかもしれないからだ。

オススメなのは、とにかく基礎を攻めている問題集だ。

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入門編 英作文のトレーニング

英作文のトレーニング 入門編は、タメになることがたくさん書かれているZ会から発売されている。

2〜3周することで、問題集のエッセンスを身に付けることができるだろう。僕も英検準1級前に英作文の基本を覚えるために取り組んだ。まずは問題を解いてみて答え合わせをしてみよう。合っているか、間違っていかは二の次で、手を動かいて英語を書いてみることが大事。

2周目、3週目に入った段階で、解答の合否に敏感になろう。1週目は英作文の基本を押させることに注力すること。問題集には、英作文のヒントや表現、問題へのアプローチが数多く紹介されているので、一つ一つの解答をよく読んで、理解してこう。そうすればきっと、英作文の基礎が身につくかもしれない。

 

2.エッセイの形式を覚える

英語でエッセンスを書く際に気をつけるべきは、その文章全体がどのような構造を持っているかだ。

各文章に英文法やスペルのミスがなくとも、論理構造がエッセイの型に当てはまっていないと簡単に原点になってしまう。気を付けておこう。エッセイで最も気をつけるべき点はこれ。

「結論で始まり、結論で終わる」

というもの。実はコレがなかなか出来ない。「英検準1級の英作文の特徴」でも書いたけれど、出題される本文は、Yes or Noで答えるべき問題であった。だから、英検準1級でエッセイを書き出す際も、YesかNoのポジションをハッキリさせることから入ろう。そうしないと、文章全体のロジックがブレてしまう。

文章の構成として下のようなものが考えられる。問題文のとおり120〜150 Wordsで振り分けてみた。

[Into] I totally agree with that idea that 〜. There are two reasons why I support this argument. (20語)
[point1] Firstly, 〜.(50語)
[point2] Secondly, 〜.(50語)
[Conclusion] From above reasons, I believe that 〜.(20語)

イントロ部分では、YesかNoかのポジションをしっかりと伝えている。ここが論理を組み立てるスタート地点となる。そしてポイント1とポイント2は、イントロで主張した部分の根拠となる箇所。イントロではっきりさせたポジションを、具体的にサポートしていく部分になる。

そして、最後のコンクルージョン。ここでは、イントロ→ポイント1→ポイント2でサポートしてきた論旨を、念押しする役割を持っている。イントロで述べた結論を、より強い言葉で言い換え、文章を締めくくる。

とはいっても、なかなか難しい部分でもあるので、イントロ〜ポイント2までをキチンと出来ていれば合格点となるはず。

こうしたように、英語で論文を考える際は、イントロで一端ポジションを明確にして、後ろの部分でサポートしていくと覚えておこう。基本的にサポート・パラグラフは3つ。つまり、3つのポイントで証明することができれば、伝えたい結論が強調される。ただし今回ではポイントは2つなので、問題文からはみ出ないように注意すること。

この考え方が少々厄介で、日本人ならば「主題を先にして最後に結論を言いなさい」と論ずるように言われてきたはずだ。日本では結論は後回しになっている。この方法で英検準1級の英作文を解いてしまったら確実に減点されてしまうので気をつけよう。

英語ではその逆で演繹法を用いている。この違いは論理の流れだ。これは次の論理構想で詳しく説明する。

 

3.ロジック構想を身につける

英語ライティングでは、ロジックが全て。

理論の順序、適切かどうか、矛盾はないか。そういうちょっと小難しい部分が最も大事な要素となってくる。だからこそ、しっかりと議題に対して順序を追って、適切な展開が出来るかどうかも重要な要素だ。

そのために、帰納法と演繹法について知っておこう。

帰納法と演繹法

2でも少し触れたけど、日本語と英語では理論が少し違う。この違いは一体何なのだろうか。

・日本語は帰納法

・英語は演繹法

帰納法の論理の流れは「事実」からスタートして、理論を形成して結論に持っていく。例えばこうだ。

「Aさんが風邪を引いた→Bさんも風邪を引いた→Cさんも風邪を引いた→・・・・→クラスの大半が風邪を引いた→悪い風邪が流行している」

という論調だ。つまりAさんが風邪を引いた事象からスタートして、「悪い風邪が流行している」という結論に至っている。では帰納法ではどのように論理していくのだろうか?

「悪い風邪が流行っているらしい→Aさんが風邪を引いた→Bさんも風邪を引いた→Cさんも風邪を引いた→やっぱり悪い風邪が流行っている」

というような流れになる。あくまでもベースとなる理論があって、その結論を言い切りたるために、サポート部分に事実を持ってきている。そうして晴れて、理論が結論として導き出された状態になった。こうした理論の流れを帰納法と呼んでいる。

英語でエッセイを書く以上、この考えからは逃れられないので、しっかりと覚えておくことをオススメする。

[参考]  帰納法、演繹法【今更聞けない問題解決のための推論】

自分の意見を持っておく

適切な理論ができるかどうかは、実は英語力だけではなく、あなた自身の考え方も鍛えておく必要がある。英検準1級の英作文では、タイムリーな時事問題に関して出題される可能性もあることを知っておこう。
そのために出来ることは以下の3点。

  1. 本などを読んで知識を蓄えておく
  2. 興味のある話題について考えるクセを持つ
  3. 新聞やニュースなどに触れて情報をアップデートしておく

情報を頭で整理して、素早く伝えられるように準備しておくことが大事だ。これは英文法や英単語とは違い、日本語でも対策できる部分。日々、ニュースや新聞で伝えられる情報に敏感になろう。そして、いろいろな情報を集めて、興味のあることについて考えるクセを持とう。

北朝鮮問題とか、東京オリンピックとか、アメリカ大統領の話など、なんでもいい。他にも大学受験で使用される「現代文のキーワード」のような単語集を1冊、興味本位で読んでみるのも面白いと思う。

ことば

ことばはちからダ!現代文キーワード―入試現代文最重要キーワード20

まとめ:とにかく書いて英語を染み込ませよう

ここまで3つのステップで英作文の対策方法を考えてみたが、しっくり来るものはあっただろうか。

僕の中では、1と2は絶対にやっておくべきことで、3つ目は余裕があったらできれば良いと思っている。とはいえ、この3ステップだけでは到底合格はできない。このステップを終了させたら、次に待っているのは演習問題だ。

過去問や予想問題集を使い、英検準1級のライティングパートの対策をしよう。たくさん問いて、その解答の型と考え方を吸収していこう。そうすれば英検準1級で難しいと思った問題も解けるようになるはず。

添削サービスの利用も考えてみる

解答の添削が難しいとか、合っているか間違っているのか分からない、と思った人は英文添削サービスの利用も考えてみよう。

ライティング力をより向上させるには、だれかフィードバックをくれる人が必要だからだ。できればネイティブ、もしくは海外の大学を出ているバイリンガルの講師などがオススメ。とにかく他人に読んでもらうことで、「この英文が適切かどうか?」という疑問を乗り越えることができる。

166円からの英語添削アイディー

英語添削アイディーは、世界中の英語専門家・ネイティヴが英文を添削してくれる。 添削1回あたり166円~という手軽さからNHK「おはよう日本」や「日刊工業新聞」等にも取り上げられ、 現在では登録メンバー数が2万人を突破し、添削実績は170,000件を超えた。「なぜこのような添削結果になったのか」を丁寧に解説してくれる、オススメな添削サービスだ。

こうした外部のサービスなども取り入れて、英作文パートを得点源にしよう。

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HIRO
日本の大学を中退しフィリピンの旅行会社に就職。その後、NZの大学に留学。卒業式では400人の前でスピーチをする。これまでの経験をもとに、英語・海外情報をブログで発信中。ツイッターではブログ運営・英語学習・海外情報をシェアします。社会不適合者のネジ外れぶっ飛び系。海外就職/大学留学/TOEIC840点/英検準1級お仕事受付中のフリーライター兼、旅人。

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